司法書士と行政書士、新たな資格は登場している? 

司法書士と行政書士は似ている部分がたくさんあります。 しかし、大きく違っている部分だってあります。たとえば、行政書士には派生した資格「特定行政書士」があります。しかし司法書士にはそのような資格は存在しません。

特定行政書士とは、2015年から新たに創設されたばかりの目新しい資格です。これは、一般的な行政書士には認められていない「行政不服審査法の代理権限」を、一部の行政書士に認めるためにつくられた資格制度です。今までは、代理人になれるのは弁護士だけでしたが、これからは行政書士でも(つまり、特定行政書士の資格を持っている人に限定されますが)OKになりました。この代理の権限が解禁されたことで、行政書士の仕事に一気に弾みがつくわけではありませんが、将来に向けて可能性がいくぶん広がったことは間違いありません。

特定行政書士になりたい行政書士は、行政書士連合会が定期的に実施する所定の研修を受けて、満了する必要があります。無事に修了したと認定してもらえば、その行政書士の書士証票には「特定行政書士である旨」が記載されます。

この制度はある意味で、弁護士のテリトリーを侵しているような側面を持っており、弁護士の側からはあまり歓迎されていないといわれています。それだけが原因だとはいえないのですが、少なくとも司法書士については、そのような資格制度はまったくつくられていません。今後、「特定司法書士」なる資格が絶対に出てこないと、断定はできないですが。

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