司法書士や行政書士に独学で挑戦+合格はあり?

司法書士試験や行政書士試験はとにかく難易度が高い試験ですね。
しかし最近は資格ブームが息の長いブームになっていることもあってか、こんなに難関の資格にもあえてチャレンジしようとする人たちがいっこうに絶えないようです。
合格すれば、その後はそれまでの苦労がたんまりと報われるようなチャンスが待ち受けていますから、思い切って目指してみようとする人たちが続出するのもわからないことではありませんが。

しかし、チャレンジ精神があることについてだけならじゅうぶんに褒めることができますが、やり方には限界があるでしょう。どういうわけか、司法書士試験や行政書士試験に、独学でチャレンジしようとする人たちが毎年必ずあちこちに出没しているようです。

司法書士も行政書士も、独学での受験はとてもおすすめできることではありません。
独学でのチャレンジで本当に合格できるチャンスは、公平に検証してもそうそうあるとは考えられません。
司法書士も行政書士も、毎年まったく独学による成功者がいないとまではいえませんが、トータルで考えるならほとんど無駄な努力になってしまいます。
1年に1回しか受けるチャンスがない試験ですから、落ちたら、また1年もの長時間を受験勉強に捧げないといけません。

法律関連の資格でいちばん難しいのは弁護士が受ける司法試験ですから、司法試験に受かった人たちが受けるなら(そのようなことも考えられないのですが)まだわかるのですが、たとえば司法試験を受けようとしていて挫折した人たちが司法書士の試験に流れてきても、惨敗することがざらにあるといわれています。司法書士試験だってそれくらい難しいのです。
司法書士よりはいくぶん難易度が下がると推定できる行政書士ですら、独学での合格者は毎年本当に少数しかいるとは思えません。

司法書士や行政書士に独学で受かったら、お金をほとんどかけなくて済むことになりますから、チャレンジしたくなる気持ちもわからないことはありません。
しかし絶望的なチャンスに賭けようとするよりも、お金がかかってもプロの先生に教えてもらう方法を選んだほうが費用対効果という観点からは正しい結果になるのではないでしょうか。

予備知識なしで司法書士や行政書士の試験に独学で受かるには複数年かけて勉強するくらいの覚悟がある場合にのみ推奨できることだ、くらいの認識を全受験者に持ってほしいですね。

次のページ
 >>行政書士は美味しい仕事? 実例をチェック!